2008年09月06日

階段に 参った!

8月28日 曇り時々豪雨時々晴れ
相変わらず変化の激しい2008年夏の終わり。
知的障害者を代表としてすべての人にわかりやすい案内表示を考える研究の一環で 交通機関における移動の実態を調べるため、名古屋市営地下鉄桜通線の利用調査をしました。
全17駅ある中 今回は、他線との乗換のある駅8駅に絞り実施予定だったのですが、出入り口の多い名古屋駅 久屋大通駅の出入り口に関しては次回に回し、残りの駅の出入り口から構内 改札そしてホームから電車に乗り込むところまで どんな案内表示がされているのか 実際の状態は?と写真とメモで調べて回ったわけです。
これまでの調査では 知的障害者の方たちは地下鉄利用の際は主に階段を利用するとの結果があったので、階段に近い乗降口からのルートを追っていきました。
students.jpgこの調査で撮影した写真は300枚以上。実際の写真を見ながらのナビゲーションの試作も頭に入れながら とにかく歩きながら連写!
ここでわかったこと:晴れ
1出口や改札を示す案内表示は、黒字に黄色、わかりやすいフォントの使用と適正な大きさで 遠目にも視認性が高く工夫されていました。ただ 知的障害者の方の中には、視野の狭い方も多く 天井にある案内表示にはたしてどの程度気づくのか、また漢字表記は読めないものもあるためひらがなとの併用が求められるのでは?ということです。
sign.jpg
2どの駅も内装が大変酷似していて、特に出入り口への階段などは全く見分けがつきません。階段を上りながら果たしてこれは何番の出入り口だったのか と不安になることもありそう。
欧米諸国には駅ごとのデザインが大変個性的な所も多く、そんな駅であれば、たとえばうっかり電車の中で眠ってしまった時もぱっとホームの様子を見てすぐどの駅がわかるでしょうし、構内から出口までもわかりやすく、記憶に残りやすく、それ以上に楽しいでしょうね。
3exit.jpg
exit.jpg
別の駅のそれぞれ出口への階段です。そっくりですよね!
器を変えるのは、簡単にはいかないでしょうけれど 今後の都市計画に一考して頂けることを願います。
私たちは 今のこの現状で出きるもっとわかりやすいナビゲー
ションを考えていくのが目的です。
3車両内の案内が意外に少ないことも気になりました。乗降口の上に電光掲示で進行状況が点滅するものもありますが、これは新しい車両に限り、その他は静止した地下鉄全線の路線図と現路線図のみ。次に停車する駅名が連結部に出るものもあるのですが、この日乗った車両ではないものもいくつか。車内アナウンスを聞き逃してしまうと 不慣れな場合は今どの地点にいるのか、次はどこなのか 駅に着くまでわかりません。不安を取り除くには、やはり自分の現在位置がわかることとどこに進もうとしているのかがわかること だと思うのですが、このあたりは6月に名古屋市交通局の方たちとのミーティングでもお伝えしてきました。
4出入り口の番号って果たしてどの位理解してもらえるのでしょう?もちろん 目的地がはっきりしていて、事前にそこに向かうためにはどの出入り口がよいかの情報を知っている場合は、1A,1Bなどの表示は便利です。しかしホームに降り立ったすべての人が出入り口番号を知っているわけではないので、目的地の施設や方向に行くためのナビゲーションの工夫がもう少し必要かと感じました。
気づいた点、考えていきたい問題はまだまだあります。
順次 整理して報告していきますので、皆さんも一緒に考えていきましょう。
それにしても 階段や長い通路 疲れました。お疲れさま!
posted by po at 11:07| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
ブログ、早速拝見しました。
確かに、駅は漢字ばかりでわかりずらかったり、感覚的(?)に○○駅だと分かるのはむずかしいようですね。
ところで、今日、新しい東山線の車両に乗りました。座席の変化、つり革の変化の他、(乗降口上の)車内電光掲示板が2行表示になり、
いままで名古屋の地下鉄の全体図にしか明記されていなかった、H12(東山線のHと駅固有の番号?だと思います。)なども書かれるようになったと思います。

東京の電車は乗り換え便利な車両が駅に表示してあり、便利だと聞きました。しかし、これも文字での表記で一部の人しか便利ではないのが現状なんですね。
いままでなんとも思わなかったことに気づけました。
Posted by at 2008年09月08日 20:02
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