2016年12月19日

ココロを動かす市民映画〜女城主の研究

2012-2014年にかけ、愛知県立芸術大学美術研究科デザイン領域で地域デザインの研究をしました。
2年次の研究報告のテーマは、
「ココロを動かす市民映画とストーリーマーケティング〜岐阜県恵那市岩村町を事例として〜」でした。
2010年に岩村町で撮影した「みつけもの」は、私にとって初めての地域映画。
この町の女城主との出会いが、未経験だった私に映画製作という新しい挑戦に挑む勇気をくれました。
映画の持つ力は、すでに周知されている通りですが、
感情移入や共感する効果を使って、女城主から伝わるメッセージをまちづくりに活かすことが出来る!
と考えたのです。


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映画のシナリオを書く際に発見した女城主の子孫の存在。
その子孫でいらっしゃる馬場静枝さんとは、すでに7年のおつきあいをさせて頂いています。

主に手紙の交換が多いのですが、一緒に岩村へ出かけたこともありました。
2015年の春です。
一緒に木の実峠に行きました。
馬場さんが木の実峠にお線香を持って祈りに行きたいとのことで、
私も足を踏み入れたことがないその地に出かけたのです。
岩村の方に案内をして頂きましたが、岩村の方でさえ、その場所に立ち入るのはためらわれるという場所です。

織田信長の侵攻により、岩村城が開城された後、城内にいた領民たちが山を降りて行く際に織田軍に挟み撃ちされて全員が殺されたという峠です。

映画撮影の前、岩村城を案内するために知り合いの車に乗っていて、
道を間違えてしまいました。
轍の深い、草木が生い茂る道で、おかしいなあと思いながら進んでいたのですが、
その先にトンネルを見つけた時、「この先に進んではいけない」と直感的に感じ、
引き返しました。
しばらくしてから、インターネットで木の実峠の画像を見つけた時にハッとしたのですが、
その道は木の実峠だったのです。

女城主にすっかり魅了されている私は、やはりその場所には足を踏み入れられない何かを感じたのかもしれません。
今は、穏やかで平和な町ですが、当時はさまざまな人々の想いがあったのも事実です。
歴史を生きた人々への敬意を忘れず、
未来を考えていくまちづくりをしたいと思います。

posted by po at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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